ハトシェプスト女王葬祭殿

古代エジプトの葬祭殿といえば、まず思い浮かぶのが、
ルクソールにある、このハトシェプスト女王葬祭殿でしょう。
古代エジプトでは、神殿が「神の家」であったのに対して、
葬祭殿は、死後の王を奉るための「亡き王の家」でありました。
つまり、王が死後に来世で再生復活するための儀式を
執り行った場所です。
葬祭殿には王の魂が宿る彫像が安置され、祭壇の上には
神官達によって供物が捧げられていました。
エジプト初の女王ハトシェプストは、夫のトトメス2世の死後、
まだ幼かったトトメス3世の摂政でしたが、後に自らファラオと
なりました。
通商に力を注ぎ、香料を求めてプント(現在のソマリア)
と貿易しようとしていたことが、葬祭殿の壁画より読み取れます。